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2023.09.14 FAQシステム

ChatGPTとAIチャットボット、FAQシステムと組み合わせるなら?

ChatGPTとAIチャットボット、FAQシステムと組み合わせるなら?

昨今、生成AIとして耳にしない日はない「ChatGPT」。
既にChatGPTを使いこなしているという方も多いと思います。

 

ChatGPTは高度なAIチャットボットであり、
他のツールと組み合わせての利用が進んでいます。
例えば、相性が良いツールとしてFAQシステムがあります。

 

これらのツールと組み合わせてより効果的に活用するためには、
ChatGPTとAIチャットボットで出来ること・出来ないこと、向いていること・不向きなこと
などを知っておくとよいでしょう。

 

そこで今回は、

 

  • ChatGPTと一般的なAIチャットボットの違いについて
  • FAQシステムとどのように組み合わせるのがよいのか

 

これらについて詳しく解説していきます。

 

 

ChatGPTと従来のAIチャットボットの違い


ChatGPTとAIチャットボットは、両方とも自然言語処理(NLP)技術を使用して
テキストベースの対話を行うことができる人工知能の一形態ですが、一部違いもあります。

 

まずは、その主な違いについて簡潔にまとめてみます。

 

項目 ChatGPT 従来のAIチャットボット
モデルの設計と用途
  • 汎用的な自然言語処理モデル
  • 一般的な情報提供と対話の生成に使用
  • 幅広い自然言語処理タスクに適している
  • 特定の業務やタスクに特化した設計
  • 特定の業界やビジネスプロセスに合わせて訓練
  • 特定の業務プロセスの自動化と顧客対応の向上に使用
トレーニングデータとカスタマイズ性
  • 一般的なトレーニングデータで訓練
  • カスタマイズ性は限定的
  • 一般的なモデルそのものをカスタマイズすることは難しい
  • 特定の業界やタスクに特化した訓練データとルールベースのプログラミングを使用
  • カスタムロジックとデータ統合を可能にし、業務に適したカスタマイズが可能
適用範囲と柔軟性
  • 一般的な情報提供と対話の改善に向いている
  • 特定の業務プロセスやタスクに特化した用途には不向き
  • 特定の業務プロセスやタスクの自動化と顧客対応の向上に向いている
  • 特定のニーズに合わせて柔軟に調整可能

 

それでは、次項で詳しく見ていきましょう。

 

 

【違い①】モデルの設計と用途


 

 

  • ChatGPT

 

ChatGPTは、汎用的な自然言語処理(NLP)モデルです。
一般的な対話、質問応答、文章生成など、幅広い用途に利用されます。

 

例えば、適切な指示を与えることでプログラムを作成することも可能です。

 

以前、弊社にてChatGPTを使って実験的にプログラムを作成したことがありますが、
その際にこのような指示を与えてみました。

 

ChatGPTへのプログラミング作成要求01

 

このように命令すると、ChatGPTは必要なライブラリのインストール方法を教えてくれ、
ものの10秒もかからずサンプルプログラムを提供します。

 

もっと正確なプログラムが欲しい場合は、更に詳細な条件を追加します。

 

ChatGPTへのプログラミング作成要求02

 

このように、条件や指定を細かく設定すればするほど詳細にプログラミングしてくれます。

 

つまり、ChatGPTは、要求に基づいてテキストベースの情報を提供することができ、
特定のタスクや目的に特化せず、幅広い自然言語処理タスクに用いられます。

 

 

  • AIチャットボット

 

AIチャットボットは、特定の業務やタスクの自動化に特化したアプリケーションです。
例えば、顧客対応、予約管理、ECサイト、自治体向けチャットボットのFAQなど、
特定の目的を達成するために利用されます。

 

特定の業務プロセスを自動化することによって、訓練されたモデルはルーチン作業を
人手で行う必要がなくなり、人員の時間と労力を大幅に削減できます。

 

また、業務プロセスやタスクに関連する文脈を理解し、迅速かつ一貫した方法で対話を進行
させることができるため、顧客満足度を向上させます。

 

 

このように、ChatGPTは、一般的な自然言語処理タスクに適しており、幅広い用途で使用できますが、
特定の業務やタスクに特化していないため、業務プロセスの自動化には制約があります。
一方、AIチャットボットは、特定の業務やタスクに特化しており、その目的を達成するための
適用範囲は特定の目的に限定されます。

 

 

【違い②】トレーニングデータとカスタマイズ性


 

 

  • ChatGPT

 

ChatGPTは、インターネット上のテキストデータから抽出された大規模なトレーニングデータで
事前に訓練されています。
具体的なタスクに特化したデータではないため、特定の業務やタスクに関する専門知識を
持っていない場合もあります。

 

このように、ChatGPTは一般的なデータに基づく汎用性のあるモデルであるため、
カスタマイズ性が限定されています。
モデル自体のアップデートや訓練データの更新は、モデルの提供者によって定期的に行われます。
通常、ユーザーがこのモデルそのものをカスタマイズすることは難しく、
裏を返せばメンテナンス作業を必要としないとも言えます。

 

 

  • AIチャットボット

 

AIチャットボットは、特定の業務やタスクに関連するデータで訓練されます。
カスタマイズ性が高く、ビジネスのニーズに合わせて応答ロジックやデータソースを
調整できます。
トレーニングデータは、業界や業種、さらに言えば企業固有のデータにカスタマイズされることが
ほとんどです。

 

例えば、顧客サポートの場合、過去の顧客対応ログや関連するドキュメントから
データが収集され、チャットボットがその業務に関する知識を学習します。
そのため、一般的にAIチャットボットのデータはメンテナンスが必要であり、
新しい情報やトピックに合わせて、改善された応答を提供するために
定期的なアップデートが必要です。

 

 

総括すると、ChatGPTは、汎用的なモデルであり、訓練データの更新などのメンテナンス作業を
通常ユーザーが行う必要はありませんが、カスタマイズ性は限定的です。
一方、AIチャットボットは、特定の業務やタスクに対してトレーニングデータの質と量を適切に管理し、
異なるニーズに合わせてカスタマイズすることができます。

 

 

【違い③】適用範囲と柔軟性


 

 

  • ChatGPT

 

ChatGPTは、一般的な対話や情報提供としての用途に適しています。
用途が広く、多くの異なるトピックに対応できる柔軟性があります。
例えば、一般的な質問への回答や文章生成など、幅広い利用テキストに対応しています。

 

しかし、柔軟な反面、情報の正確性は保証されていません。
質問に対して必ずしも正確な回答を返すわけではない点も考慮にいれ、
特定の事実を確認する際には、信頼性の高い情報元を参照する必要があります。

 

 

  • AIチャットボット

 

一方、AIチャットボットは、特定の業務や目的に特化しており、特定のタスクを自動化し、
ユーザーに特定の情報やサービスを提供します。
そのため、限定的な業務領域で高いパフォーマンスを発揮します。

 

例えば、不動産業界では賃貸物件検索のAIチャットボット、
運送業界では配送や集荷に特化したAIチャットボットなどです。

 

AIチャットボットは特定の目的遂行に向いていると言えます。

 

 

総括すると、ChatGPTは幅広い自然言語処理タスクに適しており、柔軟性が高い一方で、
特定の業務プロセスに特化したタスクには向いていません。
一方、AIチャットボットは特定の業務タスクに特化しており、そのタスクに特有の要求に応じて
設計でき、ビジネスニーズに合わせて調整可能ですが、より限定的な適用範囲を持ちます。

 

 

ChatGPT・AIチャットボットと相性のよいFAQシステム


 

ここまで、ChatGPTと従来のAIチャットボットの違いを比較してきました。
それぞれの特徴を考慮して適切に選択することが、問題の早期解決や業務の効率化につながる
と言えます。

 

ここからは、これらの特性をより効果的に活用するためのツールの一つである
FAQシステムについてご紹介します。

 

FAQシステムは、よくある質問とその回答を自動的に提供し、ユーザーの疑問を効率的に解決するツールです。
カスタマーサポートを向上させ、顧客満足度を高めるのに役立ちます。

 

まずは、ChatGPTと従来のAIチャットボットのいずれにも共通する、FAQシステムと組み合わせた場合の
主なメリットを説明しましょう。

 

  • 【共通メリット①】24時間対応

 

FAQシステムは静的な情報提供を行い、ChatGPTやAIチャットボットは対話型の対応を行うため、
組み合わせることで、ユーザーはいつでも質問の回答を受けることができるようになります。

 

  • 【共通メリット②】人的リソースの削減

 

どちらの組み合わせも自動化された対応を提供するため、
一般的な質問に対応する部分は自動化し、人的リソースを専門的な対応に集中させることが
できます。

 

 

次に、ChatGPTと従来のAIチャットボットをそれぞれFAQシステムと組み合わせた場合、
どのような効果を発揮するか説明します。

 

ChatGPTとFAQシステム

 

  • 【ChatGPTとの組み合わせ効果①】自然な対話

 

GhatGPTはユーザーとの自然な対話を可能にするため、FAQシステムだけでなく、
ユーザーの発言に合わせて追加の質問をするなど、より人間らしい対話による回答を提供することができます。

 

  • 【ChatGPTとの組み合わせ効果②】知識の拡張

 

ChatGPTはFAQシステムに無い情報や新しいトピックに対応できるため、
FAQシステムがカバーしていない質問にも回答できます。

 

AIチャットボットとFAQシステム

 

  • 【AIチャットボットとの組み合わせ効果①】適応性の向上

 

FAQシステムは多くのユーザーが同じ質問をする場合に対応し、
AIチャットボットはユーザーに合わせて個別のニーズや質問に対応します。

 

  • 【AIチャットボットとの組み合わせ効果②】データ収集と改善

 

AIチャットボットは特定のトピックに対してユーザーの対話データを収集するため、
これらのデータをFAQの内容に反映させて情報をアップデートするなど、
FAQシステムの改善に役立つ情報を提供します。

 

 

まとめると、ChatGPTとFAQシステムの組み合わせは、自然な対話を必要とする場面に向いており、
従来のAIチャットボットとFAQシステムの組み合わせは、特定の業界やプロセスに特化した
効率的なサポートが必要な場面に向いていると言えます。

 

ChatGPTとAIチャットボットをFAQシステムと組み合わせる場合には、
このアプローチの違いを考慮し要件と目的に応じて選択しましょう。

 

 

おすすめのFAQシステム「ナレッジリング」


ChatGPTとAIチャットボットの違いを通して、組み合わせツールとして相性の良いFAQシステムについて
解説し、選択する際にはビジネスニーズや目的に応じて選択するべきであることを説明してきました。

 

ここで、おすすめのFAQシステムをご紹介しましょう。

 

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