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2023.04.26 業務課題

ChatGPT(チャットGPT)は何がすごい?本当に使える?

ChatGPTは何がすごい?本当に使える?

今や耳にしない日はない“ChatGPT(チャットGPT)”。
前回の投稿でもChatGPTに関するワードで本サイトをご覧いただいた方も多かったようです。
そこで今回もChatGPTについて触れようと思います。

 

本記事をご覧いただいている皆さんなら、ChatGPTをすでに利用してみた方や、
まだ利用はしていないもののこれから使ってみようかと考えているという方も
多いのではないでしょうか。

 

その一方で

 

「これだけ騒がれているChatGPTってどれだけすごいの?」
「ChatGPTはビジネスでどの程度使えるものなの?」
「数年前に騒がれていたAIと何が違うの?」

 

と思っている方も多いでしょう。

 

今回は、ChatGPTはなぜこんなに話題になっている?

という疑問に向き合ってみましょう。

ChatGPTって何?


 

まずは、ChatGPTとは何か、というところから説明していきましょう。

 

ChatGPTとは、AI(人工知能)サービスの一つです。

 

AIサービスと一口に言っても、その種類は沢山あります。
ざっと上げてみますと…

 

  • 自然言語処理と機械学習を使ったAIチャットボット
  • AIによる画像認識サービス
  • 音声認識・音声合成サービス
  • 予測・分析サービス
  • ロボットサービス
  • 自動運転サービス

 

これだけあります。

 

ChatGPTはこれらの中で言うと、1番最初にあげた
『自然言語処理と機械学習を使ったAIチャットボット』に該当します。
対話型の自然言語処理に特化したAIサービスであり、人間のように応答することができます。

 

従業員の作業負荷を軽減しようとChatGPTの導入を検討する企業も出始めており、
例えば、カスタマーサポートの分野では顧客の問い合わせ対応の効率化に役立つなど、
ビジネスでも多くのメリットをもたらすことが期待されています。

 

 

ChatGPTの特徴とは?


ChatGPTには特徴的なポイントがいくつかありますが、
代表的な特徴としては以下の3点が挙げられるのではないでしょうか。

 

  • 【特徴①】自然な文章を作れる

 

人間のように自然な文章を生成することができます。
前の会話の文脈を理解して応答できるなど、よりリアルな文章を生成できるため、
ユーザーとのコミュニケーションをスムーズに行えます。

 

  • 【特徴②】インタラクティブな会話ができる

 

質問に瞬時に回答を返すことができるため、リアルタイムに会話ができます。
そのため、よりインタラクティブなコミュニケーションが可能となります。

 

  • 【特徴③】様々なタスクに利用できる

 

質疑応答や文章作成など、多岐に渡るタスクに応用できます。
顧客サポート、教育支援、コンテンツ制作など幅広い用途に適用できるため、
様々な分野での応用が期待されています。

 

ChatGPTが話題になっている理由とは?


では、ChatGPTがなぜこんなに世間で騒がれているのでしょうか?
その理由を簡単に挙げるなら、以下の3つが考えられます。

 

【ChatGPTが話題になっている理由】

 

    1. 膨大な量のデータを学習していること
    2. どんな質問をしても会話が成り立つこと
    3. 必ずしも正しいわけではなく間違いも返してしまうこと

 

それでは、詳しく説明していきましょう。

 

  • 【話題の理由①】膨大な量のデータを学習していること

 

OpenAI社も述べていますが、一般的なAIチャットボットとの違いは、
これまででは考えられないほどの膨大な量のデータを学習している点です。
インターネット上の情報を含め、利用者からの投稿やブログなどのコンテンツ情報など、
約45億の単語を含む数テラバイトのテキストデータを学習しています。

 

なお、本記事の執筆時点で、無料で利用できるバージョン3.5は
2021年までのデータを学習しています。

 

  • 【話題の理由②】どんな質問をしても会話が成り立つこと

 

これまでのAIチャットボットは基本的に、一問一答形式か、
ツリー構造上に条件分岐を作って「AといったらA‘」「BといったらB’」と返すような、
質問と回答の仕分けルールで回答させるシナリオ形式が主流でした。

 

ChatGPTでは、自然言語処理でちょっとした“質問の揺らぎ”や“表現の違い”をAIが吸収します。
使ってみれば分かることですが、ChatGPTはかなり柔軟に質問者の意図を解釈でき、
且つ前後の問いと回答が、その後の応答にも影響を及ぼすことが分かります。

 

ここで、ChatGPTへ質問して返ってきた回答を実際にご覧いただきましょう。

 

ChatGPTとの会話

 

※画像は、ChatGPT(無料版バージョン3.5)による2023年4月17日時点の利用画面です。

 

「AIチャットボットについて簡潔に教えて」と質問し、ChatGPTが回答した後に続けて、
「そのサービスを分類分けしてもらえる」と入力してみました。
その問いに対してChatGPTは、「そのサービス」というワードを、
一つ前の質問の「AIチャットボットに関連したサービスね」と読み取り、
AIチャットボットのサービスを分類分けしてくる…

 

凄くないですか!!
完全に会話が成立しています。

 

  • 【話題の理由③】必ずしも正しいわけではなく間違いも返してしまうこと

 

注意すべき注目点としては、ChatGPTは間違いも多分に含んで回答することです。

 

ChatGPTは学習データに制限されているため、学習していないことは回答できません。
と言うよりも、回答はしますが場合によっては“ウソ”を言うこともあります。
なぜなら、学習データには誤った情報やバイアスが含まれる場合があるからです。
また、ChatGPTは学習データをもとに統計的な予測を行っているに過ぎず、
正確な情報を持っているわけではありません。

 

前回の投稿でも書きましたが、日本の総理大臣については間違った回答をしましたね。
このように、間違っている場合もままあります。

 

 

ChatGPTと一般的なAIとの違い


ChatGPTを理解するために、一般的なAIチャットボットとの違いも抑えておきましょう。
大きく3つのポイントに絞られます。

 

  • 【相違点①】学習方法

 

AIチャットボットは、あらかじめプログラムされたルールや条件に基づく、
いわゆる「教師あり学習」と呼ばれる学習方法を用います。
それに対し、ChatGPTの学習方法は、大量のテキストデータを用いた機械学習による
「教師なし学習」です。
あらかじめ用意されたデータに基づいた学習を行うAIチャットボットに対して、
ChatGPTはインターネット上の大量のデータを利用して学習するため、
自然な文章を生成することができ、より自然な応答ができます。

 

  • 【相違点②】対応言語やテキスト量

 

一般的なAIチャットボットは、あらかじめ定義された対応言語とトレーニングデータに
基づいて学習を行います。
そのため、限定された言語やテキスト量にしか対応できません。
しかし、ChatGPTはインターネット上の大量のテキストデータを用いた学習を行うため、
複数の言語や大量のテキストに対応できます。

 

  • 【相違点③】応答精度

 

これまでのAIチャットボットは、あらかじめ定義されたルールや条件に基づいて応答するため、
精度は学習データの品質に依存します。
一方ChatGPTは、インターネット上の大量のテキストデータを利用して学習することにより、
鮮度が高く多様性に富んだ、より高精度な応答ができます。
教育機関などが、論文、レポートをChatGPTでそのまま作れてしまうと危惧をしている所以
とも言えますね。

 

 

ChatGPTとの組み合わせで効果が期待できるシステムとは?


 

ChatGPTは、自然言語処理によるAIサービスであることを説明しました。
ChatGPTの自然言語処理を活用して他のシステムとChatGPTを組み合わせることで、
より高度なサービスを実現することができます。

 

ここではその一例をご紹介しましょう。

  • AIチャットボット

 

ChatGPT自体がAIチャットボットの一種ですが、IBM Watsonなど他社が提供する
チャットボットフレームワークと組み合わせることもできます。
例えば、チャットボットの応答部分はChatGPTを使用するなど、
それぞれの特徴を活かした構成に統合することで効果を発揮します。

 

  • FAQシステム

 

Webサイトの「よくある質問(FAQ)」や、カスタマーサポートのオペレーター向けのFAQなどの
運用・管理を行うシステムがFAQシステムです。
FAQシステムがあらかじめ用意されている場合、ChatGPTはFAQシステム内のデータを参照し、
より専門的かつ正確な回答ができるようになります。

 

  • ナレッジマネジメントシステム

 

組織内にある知識やノウハウなどのナレッジを管理するのがナレッジマネジメントシステムです。
FAQシステムと同様に、ナレッジマネジメントシステム内のデータをChatGPTが参照し応答することで、
ユーザーにとってより活用されやすい形でナレッジが提供されるなどの効果をもたらします。

 

  • 顧客管理システム(CRM)

 

ChatGPTと連携させることで、顧客管理システム内にある顧客情報や対応履歴を参照し、
より個別化されたサポートができるようになります。

 

  • コンテンツ管理システム(CMS)

 

コンテンツ管理システムに蓄積されたWebサイトやアプリのコンテンツ情報をChatGPTが取得し、
ユーザーからのリクエストに対して迅速かつ的確に回答することができます。

 

このように、ChatGPTと組み合わせることで、各システムのストロングポイントを
更に増幅させることができると言えるのではないでしょうか。

 

例えば、FAQシステムと組み合わせる場合は、疑問に対する解決力をより高めることができ、
更なる顧客満足度の向上が図れます。
ナレッジマネジメントシステムと組み合わせる場合は、より迅速にナレッジ共有を促進でき、
人材育成や業務効率化を早期に実現することができます。

クラウドFAQシステム「ナレッジリング」のご紹介


最後に、ChatGPTと組み合わせるシステムとしてもおすすめのFAQシステム「ナレッジリング」を
ご紹介します。

 

ナレッジリング画面

 

ナレッジリングには次のような特徴があり、さまざまな分野でご活用いただいております。

 

  • 【特徴①:価格】業界最安クラスで導入できる

 

1アカウント120円~ご利用可能なプランがあり、高いコストパフォーマンスを発揮します。
FAQシステムの利用が初めてという企業様にも導入しやすい価格帯です。

 

  • 【特徴②:機能】検索性・操作性に優れている

 

キーワード検索は、ファイル内のテキストまで探索する全文検索に対応しています。
そのため、探している情報が簡単に見つかりやすくなっています。
また、直感的に操作できるため、FAQシステムが初めての方も安心してご利用いただけます。

 

  • 【特徴③:サポート】専任の担当者が親身にサポート

 

導入前から導入後まで丁寧にサポートします。
プランに含まれるサービスため追加料金は発生しませんので、安心してサポートを受けられます。

 

FAQとしての用途だけでなく、ナレッジマネジメントや社内の情報共有を行いたいという方も、
ぜひ弊社にご相談ください。
FAQシステムやナレッジマネジメントシステムをどのような基準で選択して導入したらよいか、
あなたの企業の課題や目的に合わせてご一緒に検討いたします。

次回は、国ごとに利用の是非が問われている、ChatGPTを利用する際のリスクについてまとめます。

 

 

 


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