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2022.01.07 業務課題

【2022年最新版】FAQシステムでコールセンターの生産性を向上する

FAQシステムでコールセンターの生産性向上

こんにちは。
ナレッジリングのマーケティング担当の池田です。

 

前回の投稿では、コールセンターにおける最新の実態調査・意識調査のデータから、
コールセンターが抱える課題に注目し、これらの課題解消にはFAQシステムが有効であることを
解説しました。

 

前回の投稿はこちら >>> 【2022年最新版】FAQシステムで解消できるコールセンターの課題

 

今回は、これらの課題の中から最も関心の高い“生産性・品質の向上”に関する課題に注目し、
FAQシステムでどのように課題を解消することができるのかを解説します。

 

 

最新の調査データに見るコールセンターの生産性や品質の課題


リックテレコム社が発行する「コールセンター白書2021」によれば、
コールセンターを運営する上での課題の上位は以下の通りとなっています。

 

1位:オペレーター1人当たりの生産性の向上
2位:品質向上

 

上記2つの課題は2年連続で1位・2位に君臨しています。
このことから、コールセンター業界ではここ最近、生産性や品質の向上への関心が高まっており、
最優先課題であることがうかがえます。
その背景には、新型コロナウイルスの流行があると思われます。
オンラインによる消費行動の増加に伴いコールセンターを通して顧客と接する機会が増えたため、
何も手を打たなければ、これまでの生産性や品質を維持することが困難になっている、
ということではないでしょうか。

 

 

「生産性」は「品質」につながる


最新の調査データからは「生産性」と「品質」を課題と捉えているコールセンターが最も多いことが
わかりました。
「生産性」と「品質」については、厳密には異なる性質のものでそれぞれに対策のポイントが
ありますが、ある部分で強く関係しているという見方もあります。
例えば、オペレーターの生産性が低下すれば顧客対応に遅延が生じますが、
これはコールセンターの品質の低下に他なりません。
更に、品質の低下は顧客満足度の低下を招きます。
つまり、生産性を向上させることが品質の向上につながると言えます。

 

そこで、ここからは「生産性の向上」に注目して見ていきましょう。

 

 

オペレーターの生産性に関する指標


コールセンターを運営する上では、生産性や品質をはじめとするさまざまな項目に対して、
指標(KPI)を用いて評価と改善を繰り返しながら、目的を達成させることが重要となっています。
その中で、オペレーターの生産性に関するKPIとして代表的なものに次の指標があります。

 

  • 平均処理時間(AHT:Average Handing Time

 

オペレーターが顧客からの問い合わせに対してかかる平均処理時間です。
下記に説明する「平均通話時間」「平均後処理時間」を合計した時間となります。

 

  • 平均通話時間(ATT:Average Talk Time)

 

オペレーターが顧客の問い合わせに対して通話している平均通話時間です。

 

  • 平均後処理時間(ACW:After Call Work)

 

顧客との通話が終了した後、応対記録を入力したり、顧客からの問い合わせに対して
調査や手続きなどにかかる平均処理時間です。

 

上記にあげた時間がかかるほど、オペレーターの生産性は低下しているということなります。
つまり、オペレーターの生産性の向上には、いかにしてAHTを短縮するかが重要ということです。

 

 

オペレーターの生産性を低下させる原因


それでは、オペレーターの生産性を下げている原因とは一体何でしょうか?
原因にはさまざな要素がありますが、こごではATT・ACWそれぞれの視点から主な原因をあげてみます。

 

  • 回答するまでに時間がかかる

 

ATTが長くなってしまう理由の一つとして、顧客からの問い合わせにすぐに回答できない
ということがあります。
例えば、マニュアルに記載されていない質問を受けた場合、ベテランオペレーターであれば
過去の経験に基づいて対応が可能ですが、経験の浅いオペレーターは時間がかかって
しまいます。
また、マニュアルなどに回答が記載されていたとしても、該当箇所を検索するのに
時間がかかってしまうというケースもあります。

 

  • 対応記録の入力作業に時間がかかる

 

顧客と通話した内容は対応記録として残しますが、これらの入力作業に時間がかかることが
あります。
時間を要するのは作文力など個人のスキルによるところもありますが、
入力時に複雑な操作が必要なことが原因となっている場合があります。
特に配属されたばかりのオペレーターにとっては、操作に不慣れな上に余計に時間が取られる
ことになります。

 

 

オペレーターの生産性向上に役立つFAQシステム


オペレーターの生産性を低下させている原因が具体的に見えてきたところで、
次に、取るべき対策について考えてみましょう。

先ほど「オペレーターの生産性の向上にはAHTの短縮が重要」と述べましたが、
時間がかかってしまう原因を更に追究すると、「オペレーターのスキル」と「業務の仕組み」に
大きく分かれるのではないでしょうか。
オペレーターのスキルを上げるためには教育が必要であり、
業務の仕組みを改善するにはITツールが必要です。
ここで有効となるITツールがFAQシステムです。

 

FAQシステムは、よくある問い合わせを集約し検索できるようにしたシステムのことです。
顧客からの質問内容をFAQシステムで検索しスムーズに回答が得られるため、
問い合わせを受けてから回答するまでの時間を短縮することが可能となります。
また、FAQシステムに登録された内容で顧客に回答できるため、
オペレーターのスキルに左右されず、応対品質の維持にも役立ちます。

 

 

オペレーターの生産性向上におすすめのFAQシステム「ナレッジリング」


最後に、オペレーターの生産性向上におすすめのFAQシステム「ナレッジリング」をご紹介します。

 

ナレッジリングは、操作性・検索性に特徴があるクラウドFAQシステムです。

 

  • 操作性:誰でも簡単に操作できるので、スムーズにデータを登録できる

 

→ 応対記録の入力が簡単にでき、

オペレーターの平均後処理時間(ACW)の短縮につながります。

 

ナレッジリング画面

 

 

  • 検索性:キーワード検索は全文検索が可能なため、探している情報が見つかりやすい

 

→ 顧客応対中に質問への回答が見つかりやすくなり、

オペレーターの平均通話時間(ATT)の短縮につながります。

 

ナレッジリングの検索ボックス

<キーワード検索ボックス>

 

 


今回は、コールセンターの“生産性・品質の向上”に関する課題への対策についてご紹介しました。
生産性や品質の向上には、さまざまな角度からのアプローチがあります。
今回ご紹介した内容はそのほんの一部となりますので、自社のコールセンターが何を重視するか、
どんな対策方法が合っているのかを検討し、出来ることから一歩一歩進めていきましょう。

 

次回は、“問い合わせ件数削減・負荷削減”に関する課題をFAQシステムで解決する方法について
解説します。

 

 

 

 

 

 


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