証券業界が抱える課題とは?FAQシステムで解決!
こんにちは。
ナレッジリングのマーケティング担当の池田です。
弊社が提供するFAQシステム「ナレッジリング」は、FAQという形式にこだわらず、
社内の情報共有にご活用いただいているケースも多く見られます。
また、さまざまな業種の企業様からFAQシステムの活用方法についてお問い合わせをいただきます。
一例として、証券業界の某企業様のお悩みをここでご紹介しましょう。
「社内に情報が散在している。
各部署で別々のツールを利用していて管理方法もさまざま。
一元管理して業務効率化を図りたい。」
金融という分野における縦割りの弊害が垣間見られなくもありませんが、
これらのお悩みには実際どのような背景があるのでしょうか?
そこで、今回は証券業界にスポットを当ててみたいと思います。
- 証券業界が抱える現状と課題とは?
- 証券業界を悩ませている課題の解決に役立つFAQシステムとは?
これらについて詳しく見ていきましょう。
証券業界を取り巻く現状
証券業界を含む金融業界は、近年、大きな変化を遂げようとしています。
まずは、証券業界の近年の動向やトピックについていくつかご紹介しましょう。
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【トピック①】「貯蓄」から「投資」へ
日本銀行調査統計局が2021年8月に公表したデータによると、
家計の金融資産のうち現金・預金が占める割合は、
アメリカでは13.3%、ユーロ圏では34.3%であるのに対し、
日本の家庭においては54.3%となっており金融資産の半分以上を占めています。
「貯蓄から投資へ」というスローガンは20数年前から掲げられ、政策が取られてきましたが、
日本人の投資に対する意識は、まだまだ低いということがわかります。
このことから、日本政府は制度改正や法改正を推し進め、
NISAの恒久化やiDeCoの加入年齢の引き上げなど投資機会を増やそうとしています。
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【トピック②】金融サービス仲介業の登場
これまで、銀行・証券・保険は、それぞれの業態ごとに法律が存在する縦割り法制でした。
そのため、関連商品があっても、業者側は販売することができず、顧客側も比較検討ができない
という状態にありました。
しかし、2020年6月の法改正により金融サービス仲介業が創設され、
全ての業態のサービスをワンストップで提供することが可能となりました。
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【トピック③】ネット証券やIFAの台頭
証券業界はこれまで、店頭や電話などで営業員が顧客へ投資商品を提案する、
対面取引が行われてきました。
その後、インターネットの普及により1990年代にはネット証券が誕生し、
新たな証券取引の形として定着します。
更に最近では、資産運用の専門家であるIFAに注目が集まっています。
IFAとは、Independent Financial Advisorの略で、独立系ファイナンシャルアドバイザーと
呼ばれます。
特定の証券会社に属さず、中立的な立場から資産運用のアドバイスを行うため
資産家のニーズに応えやすい環境にあると言えるでしょう。
証券業界が抱える課題とは
証券業界は、政府主導による個人投資を促進する動きが大きく影響していることが分かりました。
その一方で、証券業界は深刻な課題を抱えています。
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【課題①】顧客の高齢化
日本は少子高齢化が進行しており、2025年には日本の人口の約20%が75歳以上という
超高齢化社会に突入します。
それに伴い、「人生100年時代」を生き抜くための資産形成を考える人が増えてきました。
証券会社の選び方の傾向として、40代以下はネット証券、50代以上は対面証券、
というデータもあります。
証券業界の各社は、人口比率の高い高齢顧客を視野に入れつつ、
それぞれの年代のニーズに合わせて戦略を打ち出していかなければなりません。
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【課題②】優秀な人材の流出
IFAの存在は、顧客にとって選択肢が広がり証券知識を得られる機会を増やしました。
この流れは証券会社の営業員にとっても同様で、選択肢が増えたことでIFAに転身する人材が
増えてきています。
対する証券会社はこの状況に危機感を募らせており、人材教育や人事制度の見直しをいち早く
始めている企業もあります。
この状況はIFAにとっては追い風とも言えますが楽観視はできません。
注目されていることは事実ですが、顧客が求めるサービスを提供できているのか
疑問視する見方もあります。
証券会社・IFAそれぞれに人材への向き合い方が問われています。
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【課題③】競争の激化
ここまで述べてきた通り、ネット証券やIFAの台頭によって、証券業界は激動の時代に突入した
と言えるでしょう。
Yahoo!ファイナンスが2023年1月19日に更新した口座開設数ランキングによれば、
1位:SBI証券、2位:楽天証券、3位:野村證券となっており、
ネット証券は右肩上がりで着々とそのシェアを拡大しています。
対面証券会社にとっては脅威になるのではないでしょうか。
しかし、対面での営業は顧客にとっては安心要素の一つでもあり、ネット証券にはない魅力です。
顧客ニーズに応えるため、各社はさまざまなアイディアで独自性を打ち出す必要があるでしょう。
証券業界にFAQシステムが必要である理由
証券業界は厳しい局面を迎えていると言えそうです。
各企業はこれらのさまざまな課題にどのように対策していけばよいのでしょうか。
そこでおすすめしたいのがFAQシステムです。
FAQシステムは、よくある質問と回答を集約し、いつでも疑問に答えられるようにしたシステムです。
また、個人のノウハウを蓄積し組織に有益な情報とする、いわゆるナレッジの共有・活用ができます。
それでは、FAQシステムが証券業界に必要とされる理由を具体的に説明していきましょう。
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【理由①】お客様の疑問に素早く答えることができる
証券業界は専門用語が多い業界です。
また、利益を生むために豊富な知識が必要とされ、次々登場する金融商品に、
投資家は常に多くの疑問を抱えているのではないでしょうか。
これらの投資家の疑問に答えるためには、FAQシステムが効果的です。
顧客向けのサイトにFAQシステムを導入することによって、
顧客が自分自身でいつでも疑問を解決できるようになります。
企業側にとっても、同じような質問に回答する時間が無くなり、
店頭ではより具体的な個別の相談に対応することができるようになります。
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【理由②】人材育成ができ定着につなげられる
少子高齢化で労働人口の減少が止まらず、ネット証券が勢いを強めIFAという新しいビジネスが
台頭している激動の証券業界において、優秀な人材をいかに確保するかということは
企業が真っ先に取り組みたい課題の一つではないでしょうか。
FAQシステムは、社員の疑問解決や社内のナレッジ共有に活用できるため、
その特徴を活かし人材育成のためのツールとしても役立てることができます。
新人向けの基礎知識はもちろん、中途入社の社員には組織で培った経験とノウハウを共有すれば、
早期に即戦力として活躍できるようにフォローできます。
FAQシステムで常に学べる環境を提供することによって、社員への付加価値の提供にもなり、
企業への定着につながります。
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【理由③】部門間の連携を強化し提案力を高められる
金融サービス仲介業の登場によって金融の縦割りの解消は一歩前進しました。
しかし、証券業界は古くからの体質が色濃く残る業界で、企業内での組織の縦割り文化が
ビジネスの弊害となっている企業が多いのではないかと思われます。
新しいビジネスの開発やサービス品質の向上など、顧客ニーズに迅速かつ的確に応えるには
セールス・マーケティング・マネジメントなど、部門同士の連携を強めることが重要です。
そのためには、FAQシステムが欠かせません。
FAQシステムを利用することで、部門を超えてスムーズに情報を共有することが可能となり、
組織力の強化につながります。
証券業界におすすめしたいFAQシステム「ナレッジリング」
最後に、証券業界におすすめしたいFAQシステム「ナレッジリング」をご紹介します。
ナレッジリングは、いつでも・どこでも・カンタンに操作できることが特徴の
クラウドFAQシステムです。
社内におけるナレッジ共有ツールとしても活用でき、証券業界の課題を解決するために役立つ
さまざまな機能を備えています。
具体的には次のような理由でおすすめです。
- 【おすすめ理由①】キーワード検索でファイルの中身まで検索することができる
ナレッジリングのキーワード検索機能は、FAQなどのテキスト情報はもちろん、
文書ファイル内に記述されたテキストまで検索が可能です。
全ての情報を一度のキーワード入力で検索できるため、探している情報が見つかりやすく
質問者の疑問を素早く解決することができます。
<ファイル内テキストも検索可能なキーワード検索>
- 【おすすめ理由②】テキストや文書ファイルだけでなく画像・動画も登録できる
証券業界では、株価チャートなど視覚的に示す場面が多く見られます。
また、値動きなど時間との勝負となる場面も多く、伝えたい情報はドキュメント化するよりも
動画を撮影して共有する方が都合がよい場合もあるでしょう。
ナレッジリングには、FAQをはじめとするテキスト情報や、資料などの文書ファイルはもちろん、
画像や動画を登録することができるため、伝えたい内容の幅が広がり
効果的に情報共有ができます。
<動画を活用した例>
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【おすすめ理由③】スマートフォンやタブレットなどのデバイスにも対応している
ナレッジリングは、パソコンはもちろんスマホやタブレットでも閲覧することが可能です。
対面営業においては、市場動向や新しい金融サービスなど、お客に正確で迅速なご案内が
可能となります。
また、常に多忙を極める証券会社の営業員にとっては、スマホでいつでもどこでもチェックが
可能となります。
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