ナレッジ共有ツールでベストプラクティスを共有する ― (2)近接移転
5つの知識移転(2)「近接移転」
近接移転とは?
近接移転とは、
あるチームが得た知識を形式知にし、同じような業務を行う別のチームで利用することです。
“近接”とは、知識の源泉チームと受け取りチームの業務が類似していることを表しています。
他社のベストプラクティスを自社の業務の参考にするのは、まさに近接移転にあたります。
形式知にして定型業務に利用する
チームからチームへナレッジを伝達する際にポイントとなるのは、知識の受け取り側にとってわかりやすく利用しやすいこと。
つまり、何をすればどうなる、ということが端的に示されていることが理想です。
そのためには、知識の言語化・図式化=形式知としてから伝達することが重要です。
定型化された情報は、定型業務で活用するのに向いています。
情報共有ツールが不可欠
定型的に表現された形式知をチームからチームへ伝達するには、情報共有のためのITツールが欠かせません。
また、知識移転をより確実に行うためには、業務や対象者を限定することも重要です。
ITツール導入の成功率を上げる際にスモールスタートさせ徐々に対象を広げていくことがありますが、これに似ているかもしれません。
また、情報共有ツールの利用状況をモニタリングして、知識活用が常にできている状態を保つことも必要です。
以上、「近接移転」についての紹介でした。
近接移転のポイントは、ナレッジを形式知化し、ITツールを使って他のチームに伝達することでした。
ところで、皆さんの組織では、どのような形でチーム間の情報共有を実現されているでしょうか?
これは一例ですが、形式知としてFAQを作成するというのも一つの方法かと思います。
FAQ(よくある質問)は、Q(質問)とA(回答)で構成された、定型的かつ非常にシンプルな形式知と言えます。
更に、ITツールにはFAQシステムを利用すれば、キーワード検索で自分が知りたいQAを素早く見つけることができます。
どんな形で情報共有をしたらよいのかわからないという方は、参考にしていだけましたら幸いです。
次回は「遠隔移転」についてご紹介します。
※次回の投稿はこちら↓
ナレッジの伝達者がチーム間の情報共有を活性化 ― (3)遠隔移転
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