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2023.03.30 FAQシステム

【2023年版】FAQシステム徹底比較!失敗しない選び方とおすすめ4選

【2023年版】FAQシステム徹底比較!失敗しない選び方とおすすめ4選

FAQシステムは、頻繁に寄せられる質問と回答を集約し閲覧できるようにするためのシステムです。
昨今、業務効率化を目的として、積極的に導入する企業が増えています。

 

2023年現在、FAQシステムとして展開されているサービスは数多くあります。

 

本記事ではFAQシステムについて、そのタイプや分類、導入するメリット、システムごとの特徴や比較
などを詳しく解説します。
FAQシステムとしてタイプ別や利用用途などに合わせて特徴の違う厳選したサービスを一挙公開!
FAQシステム比較表もとりまとめ、皆さんが失敗しないFAQシステムの選び方をご紹介します。
おすすめのFAQシステム4選もご紹介しますので、ぜひ比較検討の参考にしてみてください。

FAQシステムとは


FAQシステムの比較ポイントを解説する前に、FAQシステムとは何か、基本を押さえましょう。

 

FAQとは「Frequently Asked Questions」の頭文字からとられた略語で、
「よくある質問に対する回答」とか「頻繁に尋ねられる質問の回答」となります。

 

つまりFAQシステムとは、よくある質問に対する回答をシステム側で事前に用意をしておき、
それを利用者に公開して自己解決してもらう仕組みを提供するものを指します。

 

FAQには、問い合わせ件数が削減できるなどのメリットがあります。
そのため、業界問わずさまざまな分野・部門でFAQを設置するシーンが増えており、
FAQを作成・管理するためのFAQシステムは多くの企業で導入されています。

 

 

FAQシステムを導入するメリット


 

では、FAQシステムを導入すると、どのようなメリットがもたらされるのでしょうか?
FAQシステム選定時の比較ポイントをクリアにするため、ここでしっかりと理解しておきましょう。

 

問い合わせ応対業務の負担を軽減・削減できる

 

FAQシステムは問い合わせそのものを減らす効果があります。

 

コールセンターや社内のサポートデスクには、似たような問い合わせが頻繁に寄せられます。

 

このような「よくある質問」に対して予め回答を用意しFAQシステムに登録することで、
質問者が自らFAQシステムを参照し回答を得ることができます。

 

そのため、問い合わせ対応に掛かっていた時間を大幅に削減することができます。

 

コスト削減につながる

 

コールセンター向けFAQシステムの場合、問い合わせ件数が削減されることによって
オペレーターの人数削減も可能となります。
つまり、物理的に人件費のコスト削減効果が見込めます。

 

また、社内FAQシステム業務の場合には、問い合わせ対応に費やしていた時間が削減されることで
人的コストが抑えられます。
本業務に集中できる環境が用意されたり、より専門性の高い業務に充てることができるなど、
生産性の向上が期待できます。

 

サービス品質の向上・顧客満足度の向上が期待できる

 

FAQシステムには、問い合わせに対する回答品質を一定に保つ効果もあります。

 

コールセンター向けFAQシステムの場合、オペレーターによってお客様への異なる回答を
してしまうということを避けられるため、コールセンターの品質維持に繋がります。
FAQシステムを検索して迅速に回答することができるようになり、お客様を待たせる時間も短縮できます。

 

また、公開FAQシステムの場合、24時間365日いつでも回答を得ることができ、
顧客満足度の向上を実現できます。

 

ほかに、社内FAQシステムを利用する場合、ナレッジを蓄積し共有することで
対応品質の向上や商談時の提案力の平準化ができます。
そのため、営業効率UPやサービス品質の向上が期待できます。

 

 

FAQシステムのタイプ


FAQシステムには、以下のようなタイプがあります。

 

ページ型FAQシステム

 

ページ型FAQシステムは、WebページにFAQをまとめて掲載するタイプのFAQシステムです。
多くの場合、カテゴリごとにFAQを分類してあります。

 

よく見られるのは、顧客向けのFAQサイトであればサービス別や商材別の分類、
社内向けのFAQであれば部門別や組織別に整理されています。

 

また、カテゴリ以外にも情報をすぐに見つけられるように検索機能が設けられています。

 

このタイプのFAQシステムは、導入が比較的簡単で、コストがかからないなどのメリットや、
アナログで管理されているFAQからの移行も比較的容易にできるため、
社内向けのFAQやヘルプデスク向けFAQや企業製品サイトのFAQとしてよく利用されます。

 

ボット型FAQシステム

 

ボット型FAQシステムは、自動応答ボットを利用してFAQに対する回答を提供するタイプの
FAQシステムです。

 

Webサイトなどでユーザーが質問を入力すると、自動応答ボットが自然言語処理技術を用いて、
最適な回答を提供します。

 

このタイプのFAQシステムは、迅速で正確な回答を提供するため、大規模な企業やECサイトに
よく利用されます。

 

チャットボット型FAQシステム

 

チャットボット型FAQシステムは、一般的にはAIチャットボットと言った方が良いでしょう。
原理的にはボット型FAQシステムと同じですが、その多くがAIチャットボットとFAQを連携した
システムとなります。

 

つまり、利用者がチャットで日常対話に近い形で質問して、チャットボットが回答する
対話型のFAQシステムとなります。

 

このタイプのFAQシステムは、ユーザーとのコミュニケーションを促進するため、
サポートスタッフと同様に自然言語に近い回答を提供することができます。

 

ただし、まだ多くのチャットボットが、いわゆる学習データなどの準備や設定に
少なからず専門的な知識が必要になるなど、ページ型タイプのFAQシステムと比べると
導入コストは高くなりがちな傾向があります。

 

後述するHelpfeelなどは導入コストを抑えるための仕組みを提供しているようです。

 

 

このように、FAQシステムには、その構造や機能などから、ページ型、ボット型、チャットボット型など
さまざまなタイプがあります。
導入するシステムの目的や予算に合わせて最適なタイプを選択することがポイントです。

 

 

FAQシステムの分類


FAQシステムのタイプを選んだところで、次はFAQシステムの分類です。
用途と言い換えてもよいです。

先ほどはタイプ別で3つ挙げましたが、利用シーン別で分けるとFAQシステムは3つに大別されます。

以下に用途向けに3つ挙げます。

 

コールセンター向けFAQシステム

 

コールセンター向けFAQシステムは、主にコールセンターのオペレーターが利用する
FAQシステムです。
オペレーター向けFAQシステムと言い換えてもよく、主に顧客からの電話対応を
円滑に進めるために導入されます。
多くはページ型FAQシステムが用いられることが多く、オペレーターの能力に関係なく利用できる
ことがポイントです。

 

また、オペレーターに特化した機能が備わっています。
検索機能がより重視され、CRMやCTIなどのシステムとの連携できるサービスもあります。
昨今、ページ型FAQにチャットボットを連携し複合的に利用されるケースも多いです。

 

FAQだけでなく過去の応対事例なども蓄積することで、きめ細かな応対が可能となり
顧客満足度を高める効果が期待できます。

 

社内向けFAQシステム

 

社内向けFAQシステムは、主に2つの側面で利用されます。
一つは、企業に内在するナレッジの共有で利用されるシステムとして、
もう一つは、情報システム部門・総務・経理など、事務所処理やトラブル・不具合時の対応などを
FAQとしてまとめて提供することで自己解決を図るケースです。

 

利用用途は幅広く、部門ごとに用意されたFAQ(情報システム部門向けのヘルプデスク用FAQ、
総務向けのFAQなど)から、企業やその事業部門ごとに、企業内ナレッジ(提案書や企画書、
成功事例集など)の管理にも利用されます。

 

ヘルプデスクやスタッフ部門の電話対応をFAQシステムが代替することで業務効率向上や
業務負担を軽減できたり、FAQシステムにナレッジを蓄積・共有することで営業効率UPなどの
効果も期待できます。

 

一般ユーザー向けFAQシステム(公開型FAQシステム)

 

一般ユーザー向けFAQシステムは、企業や製品・サービスなどのWebサイトに設置され、
公開型FAQシステムとも言います。

 

サイトの利用者が質問しそうな疑問を予め想定してFAQとしてまとめられ、
主に、企業が展開している商品やサービスの内容に関連しているものが多いです。

 

最近は、公開型FAQシステムにチャットボットを配置して連携させるなどの組み合わせも
増えています。

 

コールセンターの営業時間外でもお客様自身で疑問を自己解決できるため、
顧客満足度の向上に貢献できるほか、コールセンターのオペレーターの人件費が削減できます。

 

このように、FAQシステムは、コールセンタースタッフが使用する場合、
社内業務で従業員が使用する場合、製品サイトなどで一般ユーザーが使用する場合など、
用途によっても違いがあります。

 

FAQシステムと一口で言ってもさまざまな用途がありますので、
比較する場合は先ほどのタイプと分類(用途)の掛け合わせで考えてみてください。

 

 

FAQシステムが提供する機能


FAQシステムには、以下の機能があります。

 

機能 説明
FAQコンテンツ
作成機能
FAQシステムには、企業や組織が提供するFAQコンテンツの作成機能や
管理機能があります。
FAQの作成には、編集や書式設定、画像や動画、キーワードの追加など
ができます。
また、FAQの更新や削除、システムによっては添付されるファイルの
バージョン管理なども簡単に行うことができます。
検索機能
(キーワード検索
/カテゴリー分類)
FAQシステムの重要な機能がこの検索機能とカテゴリーごとの分類機能
です。
キーワード検索は、ユーザーが入力したキーワードに関連するFAQを
表示し、関連性の高い順に表示されます。
(システムよっては表示順など任意で変更できます)
また、FAQをカテゴリー分類することで、ユーザーが関連するFAQを
見つけやすくします。
カテゴリーの作成や編集、カテゴリー分類をサポートしています。
フィードバック
機能
FAQシステムは、ユーザーが提供するフィードバックを収集する機能が
あります。
フィードバックを収集することで、FAQの改善や更新に役立てることが
できます。
分析機能 FAQシステムは、FAQの検索キーワードや閲覧履歴、フィードバック
などのデータを収集し、分析することができます。
これにより、FAQの改善や更新に役立てることができます。
その他
(チャットボット)
一部のFAQシステムには、チャットボット機能が組み込まれています。
また、FAQシステムに連携することも可能です。
チャットボットは、ユーザーがFAQを見つけられなかった場合に、
口頭で質問するような自然文書でチャットして、ボットがチャットの
内容を解釈しFAQに近い回答を提供することができます。
※昨今、ChatGPTが話題ですが、事前の学習データの準備などが
なくても利用できるようなサービスもでてきています

 

 

FAQシステムの主な機能①:検索機能


FAQシステムで重要な検索機能には、以下のような種類があります。

 

機能 説明

キーワード検索

主に、検索エンジンを用いたFAQデータ(コンテンツ)の検索です。
FAQシステムによっては添付ファイルまで検索対象となるシステム
もあります。

カテゴリー検索
(カテゴリー分類)

前項の表で言うところのカテゴリー分類で、特定の単位でカテゴリー
分けしておき、カテゴリーを選択して検索できる機能です。
キーワード検索で回答数が多くなる場合や、カテゴリーの分類が
整理されている場合などは、カテゴリー検索を利用したほうが
目的の回答にたどり着きやすくなります。

サジェスト検索

キーワードを入力する際に、入力中の文字列に対して自動的に
候補を表示する機能のことを指します。
具体的には、検索バーに何かしらのキーワードを入力すると、
その入力した文字列に合致する検索キーワードの候補が、
プルダウンメニューなどで表示される仕組みです。

タグ検索

FAQコンテンツを検索しやすいように、関連キーワードをタグ付け
しておき、関連した情報を見つけやすくする機能です。
検索キーワードとは別にタグ付けすることが可能です。
運用によっては、検索キーワードとの複合検索でタグ付けを利用する
FAQシステムなどもあります。

自然文検索
(AIチャットボット)

チャットボットなどに主に使われる検索で、検索エンジンを利用する
わけではなく、主に用意してある学習データをベースに、自然文で
検索するようになります。
日常的な会話に近い内容で回答を導き出せることが特徴です。

 

検索機能は、利用シーンによって使い分けが必要になり、それぞれの機能を複合的に使う場合も
あります。

チャットボットをFAQシステムにするようなケースの場合、キーワード検索やカテゴリー検索は使わず、
ルールベースやシナリオベースの学習データを用意することになります。

逆にFAQシステムにチャットボットを搭載するようなケースの場合、
チャットボットとの対話から、FAQシステム内のコンテンツを紐づけて回答するなど組み合わせる方法が
あります。

 

 

FAQシステムの主な機能②:管理(分析)機能


運用面や管理面で必要なFAQシステムの分析機能には、以下のような機能があります。

 

機能 説明

閲覧数

主に、FAQコンテンツの閲覧回数を取得します。
どのコンテンツがどの程度閲覧されているか、誰が閲覧しているか
などを管理者が把握するために利用します。

検索数
/検索キーワード

検索キーワードやカテゴリ検索など、ユーザーがどのような
検索ワードを入れたか?どんな検索条件が多いのか?など、
把握することが可能です。
FAQシステムによっては、検索ワードとしては上位表示されるものの、
閲覧に結びついてないワードの把握などもすることも可能です。

反響/評価機能

FAQコンテンツに対して「イイね」ボタンや「評価」ボタンなどを
配置することで、どの程度反響があるか等、コンテンツを評価する
のに用います。
反響や評価が高いコンテンツの作成者にはインセンティブを設ける
など、ナレッジマネジメントの一環として報奨制度と紐づけるなど
社内FAQでよく利用される機能です。

レポート機能

FAQシステムの利用状況を、閲覧数や検索数、検索ワード、
反響や評価など、まとめてレポーティングする機能です。
他にCSVダウンロードができる機能などを備えています。

 

管理・分析機能は、FAQシステム専用の機能として提供されています。
FAQを運用改善するには必須の機能と言えます。
ExcelでFAQを利用している場合や、クラウド型データベースでFAQシステムを作っている場合は、
これらの機能が提供されない、もしくは利用できないため、自ら運用改善を行う場合は
時間もコストもかかると考えておいた方が良いでしょう。
ぜひFAQシステムの管理機能を上手く活用することをおすすめします。

 

 

FAQシステムの選び方


ここからは、実際にFAQシステムを比較検討する場合のポイントを見ていきましょう。
FAQシステムを選ぶ際には、以下のようなポイントを考慮することが重要です。

 

【ポイント①】目的に合わせた機能の選択

 

FAQシステムには様々な機能があります。
必要な機能を見極めた上で、目的に合わせたシステムを選ぶことが重要です。

 

そこでまず必要なことは、上述したFAQシステムのタイプから判断することです。
そして、FAQシステムの分類を見て、自分たちがどのようなサービスを必要としているかの
指標にします。

 

例えば、お客様向けの提案書やサービス資料など、社内のナレッジを有効活用して、
商談準備の資料作成の作業効率を上げることを考えてみましょう。

 

営業マンがクライアントへの提案回数を増やすにはどのようなサービスが良いか考えた場合、
ドキュメント(ここでは提案資料や営業資料とします)がすでにある場合などは、
ページ型FAQシステム × 社内向けFAQシステムの用途に合うものを選択すると良いでしょう。

 

このように、まずはFAQシステムを導入する目的から、どのようなFAQシステムのタイプで、
どのような分類が用途に合うかを考えると良いでしょう。

 

また、往々にして多機能/高機能のサービスはユーザーが使いきれずに過分すぎるサービスになる
など、デメリットになることも多くあります。
しっかりと使い切れるシステムを選択することが良いでしょう。

 

【ポイント②】カスタマイズ性

 

まず、自分たちがFAQシステムをカスタマイズして使う必要があるのか?
それともSaaS(サービス)を利用するように、カスタマイズなどせずに
“素のまま”でFAQシステムを利用するのかを考えましょう。

 

企業や組織によっては、FAQの表示形式やデザインなどの要件が異なることがあります。
カスタマイズが必要な場合は、そもそものFAQシステムの料金は参考程度の価格にしか
なりません。

 

また、カスタマイズ前提の場合はカスタマイズ性が高いかどうかを確認し、
自社の要件に合わせたFAQシステムを選びましょう。
カスタマイズした場合は、OS等のバージョンアップ時など、別途費用が追加で発生することも
念頭において選択してください。

 

【ポイント③】ユーザビリティ

 

FAQシステムの使いやすさは、利用者の利便性にダイレクトに影響します。
利用者がスムーズにFAQを検索できるような、使いやすいインターフェースを持った
FAQシステムを選びましょう。

 

そのためには、ITスキルの有無に関わらず誰でも直感的に操作できることがポイントとなります。

 

FAQシステムの利用者は大きく分類すると登録者・閲覧者に分かれます。
どちらのユーザーにとっても専門知識が不要で簡単にFAQの登録や閲覧ができることが重要です。
操作が難しいとFAQの登録がスムーズに行われず、閲覧者が求めている情報が
必要なタイミングで提供できないということにもなりかねません。
閲覧者にとっても操作が簡単であるということは、求める情報がスムーズに得られる
ということに直結します。

 

大事な点は、製品選定者と実際の利用者のITスキルやリテラシーの違いがあることがほとんど
であるということです。
また、社内FAQの場合は教育の機会を設けることができますが、
社外FAQの場合はどのようなユーザーが利用するかわかりません。
この辺りも踏まえて選択するとよいでしょう。

 

まずは、フリープランなど無料のお試しサービスのあるFAQシステムを利用してみても
良いかもしれません。

 

【ポイント④】サポート体制

 

サポートはFAQシステムの導入時と導入後を考えましょう。

 

FAQシステムの導入時は、コンテンツの作成方法やカテゴリの作り方など、
チャットボット型FAQシステムの場合は学習データの準備や作成方法など、
適格なアドバイスや支援ができる企業を選ぶべきです。

 

FAQシステムの導入効果は、どちらかと言えば即時に得られるものではなく、
継続的な運用により一定期間を経て効果を実感できます。
そのため、本運用を開始するまでの初動のサポートがとても重要になりますので、
効果的なFAQを作成するためのコツを指導してもらえるなど、
プラスアルファのサポートサービスがあると心強いでしょう。

 

FAQシステムの導入後は、操作に関する質問がいつでも受けられる、
万が一のトラブルにもすぐに対応してもらえるなど、
まずは基本的なサポート体制が整っていることが肝心です。
迅速かつ的確に対応してくれるサポート体制があるかどうかを確認しましょう。

 

サービス提供事業者によっては利用料金の中に運用支援を含んでいるサービスもあります。
具体的にどのようなサポートをサービス事業者が提供しているのか、
お客様事例を公開しているようであれば、それらを参考にするのも一つの手段でしょう。

 

【ポイント⑤】価格

 

FAQシステムの価格は、利用者や組織の規模、予算に合わせて選ぶ必要があります。
価格と機能面をバランス良く考慮し、コストパフォーマンスの高いシステムを選びましょう。

 

FAQシステムに限ったことではありませんが、
一般的には高機能・多機能であるほど価格は高騰します。

 

導入後上手く行かないケースとしてよくあるのが、大は小を兼ねると考えて
高機能・多機能なFAQシステムを導入してしまうケースです。
導入してみたものの利用者が使いきれず、結果的にコストに見合わなくて
次第に利用されなくなることがあります。

 

逆にコストを気にするあまり機能が不充分で使われなくなってしまうケースもあります。

 

しっかりと使い切れるシステムを選択するためにも、FAQシステムによって何を解決したいか、
FAQシステムを導入する目的を明確にした上で選定するようにしましょう。

 

自社の目的と運用に合わないFAQシステムを選択してしまうと、
オーバースペックとなりほとんどの機能を使いきれず無駄にコストが掛かってしまったり、
必要なコストを掛けなかったばかりに課題解決に至らないなど、
費用対効果に見合わない結果を招いてしまいます。

 

結果的にしっかりと使い切れれば、それがコストに見合ったシステムと言えるでしょう。

 

【ポイント⑥】セキュリティ

 

FAQシステムには、企業や組織の重要な情報が含まれることがあります。
そのため、ISO27001やISO27017(クラウドサービス向けの国際規格)や、
公的なセキュリティ認証を取得しているサービスを選ぶことが必要でしょう。

 

セキュリティがしっかりと確保されているかどうかを確認し、
情報漏洩やハッキングなどのリスクを最小限に抑えるようにしましょう。

 

 

FAQシステムおすすめ4選


FAQシステムは市場に数多くありますが、本記事では特徴の異なるFAQシステムを4つ厳選しました。

 

【ナレッジリング】

 

ナレッジリング
出展元:ナレッジリング

 

[全体満足度]

★★★★☆ 4.7/ 5点満点(ITトレンド調べ)

 

[サービス概要]

業界最安クラスの価格帯でありながら、使いやすさと検索機能の評価が高いナレッジリング。
IT製品比較・資料請求サイトのITトレンドでも使いやすさ項目が5点満点中5点を獲得し、
ユーザーからも高評価!

 

ナレッジリングの特徴として、記事(コンテンツ)は勿論、記事に添付される各種ファイル
(Word、PowerPoint、Excelファイル等)までが検索対象として検索されます。
そのため、対象ワードがコンテンツの中になくても添付ファイルにある場合、
記事同様添付ファイルも検索にヒットすることが特徴です。
すでにFAQをOfficeファイルなどで作成済みの場合は、記事にタイトルだけ登録し
ファイルを添付するだけでFAQシステムとして検索対象にできるため、
手早く運用を開始できる点がポイントです。

 

また、1アカウントあたり\120で始められるため、コストパフォーマンスが非常に高いのも
特徴です。

 

更に、無料トライアルもあるためリスクなくスタートすることができます。

 

[特徴]

      • 全文検索によるファイル内検索や閲覧数ほか各種ランキングなど、
        探している情報がすぐに見つかる機能を備えている
      • 専門知識が不要で、誰でも簡単な操作で利用可能
      • 1カウント120円で利用可能な業界最安クラスの価格帯

 

[料金プラン]

プラン ベーシック アドバンス エンタープライズ 公開FAQ
価格 \9,800

\120×ユーザー数
\20,000

\150×ユーザー数
\50,000~ \50,000~

参考価格:ベーシックプランは基本料金+ユーザー数ごとの料金設定です。
仮に100人で利用する場合、月額利用料は\21,800で利用することができます。

 


【PKSHA FAQ(旧サービス名 OKBIZ. for FAQ)】

 

PKSHA
出展元:PKSHA

 

[全体満足度]

★★★★☆ 4.0/ 5点満点(ITトレンド調べ)

 

[サービス概要]

国内導入企業数800社以上のPKSHA FAQ。
「問い合わせ数40%以上削減の実績」を謳い文句に問い合わせ業務のコスト削減をします。

 

約7万語種類の概念知識と、1,200万語の言語辞書を持つ言語理解エンジンで
知りたいFAQにすばやくたどり着くことができます。
またSEO対策用のメタタグ、Hiddenでのキーワード設定にも対応し、
Googleなどの検索エンジンFAQがヒットするようになっています。

 

更にチャットボットの導入企業数も100社以上の実績があり、
PKSHA Chatbotで対話型のAIチャットボットとの連携が可能。

 

基礎実習から活用促進のトレーニング、また個社別に相談可能な個別相談室の定期開催や、
活用の度合いに合わせたセミナーを実施。
導入~公開時の支援はもちろん、公開後の活用促進もサポートします。

 

[特徴]

      • 11年連続国内シェアNo.1を誇る
      • 導入~公開時の支援、公開後の活用促進など、利用レベルに合わせたサポートが受けられる
      • チャット型対話エンジンと連携し柔軟な対話性能を提供

 

[料金プラン]

※要お問い合わせ

 


【Zendesk】

 

Zendesk
出展元:Zendesk

 

[全体満足度]

★★★☆☆ 3.9/ 5点満点(ITトレンド調べ)

 

[サービス概要]

「より良い顧客体験を実現」。
FAQシステムとしてだけではなく、より包括的なサービスを提供しているZendesk。
FAQシステムの機能だけでなく、非常に多岐に渡る機能が搭載されている点が特徴です。

 

主な機能として、サポートチケット管理、メッセージングとチャット機能、
ヘルプセンター(FAQ)機能など、他にも多数の機能が存在します。
FAQ専用のシステムと言うよりは、「カスタマーサービスソリューション」と謳っている通り、
カスタマーサービスの中にFAQシステム機能があると表現した方が正しいでしょう。

 

メリットの裏返しではありますが、FAQシステムの利用だけの最小構成などのプランはないため、
FAQだけの場合はコスト高になります。
そのため、比較的大規模向けのシステムと考えられます。

 

料金プランにもある通り1エージェントの最小プランで$49ですから、
他のFAQシステムと比較すると料金設定は相対的には高めですが、
運用設計をしっかりと行えば大きなコスト削減につながると思われます。

 

[特徴]

      • サポート業務とCXの改善を実現するソリューション
      • 世界で10万社以上の企業が導入
      • 初期費用不要で予算や機能から選べる

 

[料金プラン]

  ベーシック
ベーシック
ベーシック
エンター
プライズ
エンター
プライズ
プラン
Suite
Team

Suite
Growth

Suite
Professional

Suite
Enterprise

※最上位
プラン

価格 $49 $79 $99 $150 $150

※エージェント一人当たりの月額料金
参考価格:仮に100人でベーシック Suite Teamプランを契約した場合、
月額利用料は$4,900となります。
(2023年3月1日時点のドル円レート換算の場合1ドル \136とすると、
月額利用料は約\666,400となります)

 


【Helpfeel

 

Helpfeel
出展元:Helpfeel

 

[全体満足度]

★★★★☆ 4.7/ 5点満点(ITトレンド調べ)

 

[サービス概要]

今話題のChatGPTとの連携を発表したHelpfeel。
「どんな質問にも答えられる」という触れ込みで、同サービスを導入することで、
問い合わせ件数やコストの削減が期待できます。

 

製品の特徴は「意図予測検索」
従来FAQの50倍に拡張された質問予測パターンを駆使し、
言葉の違い、漢字表現とひらがな表現の違いや送り仮名の違い、スペルミス等、
抽象的な表現などにも対応しています。
そのため、ユーザーが曖昧な表現で質問しても、課題に対して的確に答えてくれる
FAQシステムです。

 

また、導入時や導入後のフォロー体制も充実していて、現在利用中のFAQシステムからの移行や、
デザイン変更の対応もしています。

 

[特徴]

      • 「意図予測検索」で曖昧な質問表現に答えられる
      • 専任チームがFAQ運営を継続的にサポート

 

[料金プラン]

※要お問い合わせ

 


※全体満足度は2023年3月時点のITトレンドが出展元となっております。

 

 

FAQシステム比較表


ナレッジリング PKSHA FAQ Zendesk Helpfeel
価格帯 中~高 中~高
初期費用 \98,000 要お問合せ 要お問合せ
月額費用 \9,800~
(基本料金)
要お問合せ $49~
(1エージェント)
要お問合せ
無料
トライアル
× ×
主な
検索機能
  • キーワード検索
  • サジェスト機能
  • カテゴリー分類
  • 添付ファイル検索
  • キーワード検索
  • サジェスト機能
  • カテゴリー分類
  • 添付ファイル検索(オプション)
  • キーワード検索
  • カテゴリー分類
  • キーワード検索
  • 意図予測検索
その他機能
  • コミュニティ機能
  • キーワード分析
  • 統計モニタリング
  • プッシュ通知機能
  • ピン止め機能
  • アクセス制限

他多数

  • フィット&ギャップ分析
  • ナビゲーションパーツ
  • 重要度設定
  • マルチサイト機能
  • アクセス制御

他多数

  • サポートチケット管理
  • レポーティング機能
  • コミュニテーフォーラム機能

他多数

要お問合せ
チャット
ボット

※ChatAIdeと連携

※PKSHA Chatbot
導入事例
  • 株式会社サントリーフーズ
  • 株式会社人形町今半フーズプラント
  • 株式会社日本歯科工業社

他多数

  • 住友生命保険相互会社
  • 株式会社KiteRa
  • 東京電機大学

他多数

  • 株式会社佐賀銀行
  • 株式会社ディー・エヌ・エー
  • 神戸市

他多数

  • ラクスル株式会社
  • 株式会社ニュートン
  • シロカ株式会社

他多数

 

まとめ


本記事では特徴の異なる2023年版FAQシステムおすすめ4選として、各システムの特徴や機能、
FAQシステムの選び方についてご紹介してきました。

 

今回ご紹介したFAQシステムは、標準的な機能はどれも十分なものですが、
FAQシステムの特徴はそれぞれ異なります。

 

例えば、ナレッジリング。
検索機能は充実していますが、PKSHA FAQやHelpfeelのように、AIを前面に押し出したサービス
ではありません(AIチャットボット連携はできます)。
しかし面白いのは、口コミなどによるナレッジリングの操作性や検索性の評価が高いことです。
FAQシステムとしてAIチャットボットやAIによる自然文検索が利用者から求められているかと言うと、
必ずしも必須ではないということが分かると思います。

 

Helpfeelは、全体的にGoodデザイン賞を受賞していることなどデザイン面と検索機能の評価が
目立ちます。比較サイトの口コミ評価や導入事例からも、独自の“意図予測検索“が
利用者の解決向上につながっているのが分かります。

 

PKSHA FAQは、FAQシステムの大手メーカーということもあり満遍なく全体の評価が高いです。
公開型のFAQではGoogleなどの検索エンジンにもヒットしやすいなどの特徴もあります。

 

Zendeskは、FAQシステムというよりも、FAQシステムとしての機能を備えた、
包括的なカスタマーサービスと言うべき製品です。
今回取り上げたサービスなので機能が多種多様で且つ拡張性が一番高いエンタープライズ的な製品
と言えるでしょう。

 

サービスを一言で表現するなら…

 

  • コスパで選ぶ 『ナレッジリング』
  • トータルバランスに優れた 『PKSHA FAQ』
  • カスタマーサービス全体で考えるエンタープライズ製品なら 『Zendesk』
  • 革新的検索技術に優れた 『Helpfeel』

 

このようなところでしょうか。

 

最後になりますが、いくら機能が優れていても利用者が使いこなせなければ意味がありません。
サービス選定する側と利用者にはITスキルやITリテラシーにも大きな違いがあることを
念頭に入れておきましょう。
是非皆様が最適なFAQシステムと出会えますように!

 

 

どのFAQシステムを選んでよいか迷っているのなら・・・


FAQシステムを選ぶ際には、自社の課題を正確に把握し、その課題がどのように解決できるか
という視点に立つと、マッチしたFAQを選定することができるでしょう。
ぜひ比較検討時の参考にしてみてください。

 

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