ナレッジ共有を妨げる習慣はどうしたら変えられる?
こんにちは。
ナレッジリングのマーケティング担当の池田です。
前回は、ナレッジ共有の促進を阻む「リンゲルマン効果」という心理現象に注目しました。
ナレッジの収集段階では、当事者意識の欠如による手抜きが起こりやすいということです。
そこで、ナレッジ共有の現場で発生するリンゲルマン効果の防止策について解説しました。
前回の投稿はこちら >>> ナレッジ共有の生産性を低下させる負の心理とは?防止策を伝授!
しかし、ナレッジが集まってもまだ安心はできません。
ナレッジを活用しようとする段階で、また別の心理的な壁が立ちはだかるからです。
その心理的障壁とは「習慣」です。
「せっかくナレッジがあるのに参照されない」ということはありませんか?
それは「習慣」という壁に阻まれているからではないでしょうか。
そこで今回は「習慣」に注目します。
ナレッジ共有の促進を阻む習慣とはどのようなものか、
どうすればナレッジ共有を促進する習慣に変えられるのか、その方法について解説します。
ナレッジ共有の習慣にお悩みの企業様の例
まずは、実際の例をご紹介しましょう。
ご紹介するのは、コールセンター業務で弊社のナレッジ共有ツールをご利用されているお客様の例です。
シフト体制の下でもスタッフ間でスムーズな情報共有を行うことを目的に導入していただきました。
準備期間中はリーダーを中心にマニュアルの整備やナレッジの蓄積を粛々と行い、
運用を本格的にスタートさせると、シフト上の業務引継ぎに関する周知事項などをアップするなど、
さまざまな工夫を重ねて情報共有の促進に努めていたようです。
ところが、導入から半年が経過した頃、このようなご相談をいただきました。
「ナレッジ共有ツールを導入した後に入社したスタッフはツールをよく利用しているが、
導入前から在籍しているスタッフはなかなか利用頻度が上がらない。」
つまり、新しいスタッフはナレッジ共有ツールを利用する以外に情報を入手する手段を知らないため
何の抵抗もなくツールを利用するようになるのですが、
古参のスタッフは電話やメールなどを利用する今までの習慣から抜けきれないというのです。
何事も身に染みついた習慣を変えることは一筋縄ではいかないものです。
しかし、ある科学的思考による方法を用いれば、染みついてしまった習慣から脱却して
新しい習慣を身に付けることができるようになります。
では、早速その方法をお教えしましょう。
新しい習慣を定着させるための3つのステップ
習慣は、次のステップが繰り返されることで定着します。
「きっかけ」→「ルーチン」→「報酬」
例えば、ダイエットのため食習慣を変えたいとします。
「カロリーの取り過ぎを控えるため夜10時までに就寝するようにしたら体重が減った」
こちらの例には習慣が定着するためのステップが隠されています。
ステップ① きっかけ → 「夜10時までに」
ステップ② ルーチン → 「就寝する」
ステップ③ 報酬 → 「体重が減る」
新しい習慣を定着させるコツは、既に定着している習慣に何か行動をプラスすることです。
「夜10時まで」というきっかけを「入浴したらすぐ」としてもよいでしょう。
全く新しい習慣を一から取り入れるのはとても大変なことです。
みなさんも経験からご存じかと思いますが、強い意志がなければ続けることは難しいでしょう。
まずは、無意識にできること、または自発的に起こせる行動から始めるのがポイントです。
次回は、ナレッジ共有の現場で新しい習慣を定着させるための具体的な方法を解説します。
次回の投稿はこちら >>> ナレッジ共有を成功させるための「習慣」の見直し方とは?
- ナレッジ共有の習慣を定着させる方法
- ナレッジ共有の習慣化に役立つナレッジ共有ツール
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